「らーめん炎や」で 〜料理を美味しくするもの〜

GET松山店での買い物を終え「らーめん炎や」に着いた時、店内の先客は若いお母さん
とおぼしき女性と男の子二人と女の子一人の、家族と思われる一組だけだった。

ここの「えんやラーメン」にたっぷり乗ってる九条ネギ(お店のテーブルにあるパンフに書
いてあった)のおかげで、約1週間から2週間のスパンで新鮮なネギの風味を身体に吸収して
るけど、子供の中にはネギが苦手な子もいるから、その家族連れの中でもネギ抜きで注文
した「えんやラーメン」があった。

家族が座ってたテーブル席は、僕の座ったカウンター席の裏側なので状況は見えなかった
けど、やがて家族みんなのラーメンが来て…やや遅れて焼き餃子が加わると、家族同士で
小声で会話しながら美味しそうに料理を味わう雰囲気が、こっちにも伝わってきた。

家族のテーブル席の上部にあるテレビから流れる番組がお笑いかモノマネ系になり、最初
は男の子二人がときどきクスクス笑ってたのが、途中で女の子が「きゃははは…」と笑い
声を上げた。瞬間、それを(直接は見えないけど)耳で聞いてた僕は、すごく懐かしい思いが
込み上げてきた。

わが家もかつて、家族みんなで転勤して一緒に生活していた時代がある。家での食事でも
外食でもいいが、たとえば家で家内が作ってくれるいつもの夕食の時間、僕や子供たちが
うまいね…と笑顔になれば家内の栄養にもなり、それは僕が料理を作った時でも同じよう
に感じると思う。外食であっても、子供たちの笑顔と笑い声があれば「そんなに来れない
かもしれないけど、また来ようね…」と受け止めつつ頑張れて、それは自分の子供の頃の
外食の思い出(チャーハン)にも連なっているように思う。

家族の笑顔と笑い声が、料理を作る要因として拍車をかけると共に、 ある時点ではさほど
うまくなかった料理を改善する起爆剤になったように思う。いや…家族の笑顔と笑い声こ
そ「最高の調味料」であり、隠し味だったのかもしれないな。

子育ては大変だけど、子供たちの笑顔と笑い声があれば…頑張れる。子供たちに財産を残
す余裕もないけど、借金を残すこともないようにするから、それでよろしく頼むよ。子供
達に残せるのは、過去の思い出とこれからの新しい思い出だけど、家族それぞれ無理せず
できる範囲でやっていこう。えんやラーメンの具体的な説明は、まもなくまた…。


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